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2019年度武蔵野市総合防災訓練 医療連携訓練

更新日:2月24日

訓練日時:2019年10月27日(日)午前9時より正午

実施場所:武蔵野赤十字病院

参加団体:医師会:24名 歯科医師会:19名 

薬剤師会:19名 柔道整復師会:9名(調布地区 池田哲防災部長)

     看護師:8名 医療事務:5名 訪問看護:7名 行政:6名 

その他、助産師会・拠点病院・日本赤十字看護大学学生・亜細亜大学学生

参加会員:寺島 利彦・渡邉 政知・前田 哲・白鳥・大野 善啓・高野 宗春

     飛松 玲奈・宇佐美 亮太・調布地区副会長(防災) 池田 哲 計9名

訓練

① 緊急医療救護所設営訓練

② 緊急医療救護所運営訓練

③ 情報収集及び集計訓練

武蔵野市は訓練に際し、トリアージ講習会・ロジスティクス研修会・資機材訓練を事前に開催し総合防災訓練医療連携訓練に臨みました。

設営訓練

武蔵野市では、緊急医療救護所が拠点病院前に設置する取り決めになっており、病院前に資機材を搬入し、トリアージエリア・薬局・緑エリア・黄色エリア・赤エリア・緊急医療救護所指揮所のすべてのエリアで設置訓練を4師会を中心に行いました。エリア内のレイアウトや資機材の配置等を試行錯誤しながらより現実に即した設営を訓練しました。



運営訓練

 日本赤十字看護大学と亜細亜大学の学生が傷病者役として訓練に参加して、トリアージ・緑エリア・黄色エリア・赤エリアでの医療処置の訓練と各エリア内ロジスティクス(後方支援・記録事務)傷病者がトリアージ後にどのエリアに選別され、どのような処置を受け、その後どうなったか(帰宅・病院搬送など)の情報収集訓練も行いました。同時に各エリアと緊急医療救護所とを伝令を使い物資(資機材・人員)の調達や急変者に対する受け入れ先・搬送手段の確保などの情報訓練も行いました。

情報収集・集計訓練

運営訓練後に各エリアでトリアージタグの回収・傷病者の状態・経過の情報を集計し緊急医療救護所指揮所に全体の報告・報告結果の確認する訓練を行いました。

柔道整復師会

 当会の会員は、緑エリアでの軽症者への処置と緑エリア・黄色エリア・赤エリア・緊急医療救護所指揮所・医療救護本部でのロジスティクス担当として訓練に参加。

緑エリアにおいては、傷病者の処置と設営時のレイアウトの設定・ロジスティクス要因への現場指示・エリアリーダーとの調整役・エリア内のコーディネート役として活動。

黄色エリアでは、当初ロジスティクス要因としての役割であったが、現場医師より中等症の外傷(骨折・脱臼など)の外傷の処置を依頼される場面もありました。

 赤エリア・緊急医療救護所指揮所ではロジスティクス要因を担当し情報の集計に従事、医療救護本部では、上げられた情報量が多く終始ホワイトボードへの情報の記入に追われました。

今年度の総合防災訓練に際し、武蔵野地区会員に向けて災害時講習会を開催しました。当会での訓練目的を「処置」と「ロジスティクス」にテーマとし、処置だけでなく現場においてどれだけ医療救護活動をサポートができるかを訓練目標にしました。



 柔道整復師の医療救護活動における「処置」は限定的であるために、必要に応じてはエリア内で事務・記録など他の役割も従事できる事でより多くの方の助けになるのではないかと考えました。このため、「ロジスティクス」という後方支援という考え方について学び、訓練を通して出てきた反省や課題に対して検証しより良い医療救護ができるように努めて参ります。

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